「それでは、陰のお風呂を陽にする方法があるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。梅澤さんには、お風呂にホウ酸を大さじ一杯入れるように言いました。」

「梅澤さんは、素直に、『早速入れてみます』と言ったのですか」と町会長。

「『ホウ酸なんか入れて、大丈夫なんですか』と言いました。」

「スーパー東大系は、ホウ酸でゴキブリやアリが死ぬのを知っているのですね」と町会長。

「僕もそう思ったので、『ホウ酸団子でゴキブリは死にますが、人間は大丈夫です。ホウ酸は陽ですし、毒性も塩と同じくらいです』と説明しました。」

「ゴキブリが死ぬホウ酸の毒性が塩と同じくらいなのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。塩のLD50は3g/kgですが、ホウ酸のLD50は5g/kgです。」

「『LD50』と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアの『半数致死量』に、『半数致死量とは、物質の急性毒性の指標、致死量の一種としてしばしば使われる数値で、投与した動物の半数が死亡する用量をいう。”Lethal Dose、50%”を略してLD50と書く』という説明があります。」

「塩のLD50は3g/kgということですが、分かりやすく言うと、どういうことなのですか」と町会長。

「LD50は体重1kgに対する値なので、体重が50キロの人の場合、(3gx50=)150g塩を摂取すると、半数の人が急性毒性で死ぬということになります。」

「塩にも毒性があるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、ホウ酸の場合、(5gx50=)250g摂取すると、半数の人が急性毒性で死ぬということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「ということは、ホウ酸の方が塩より毒性が低いということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「しかし、ホウ酸団子でゴキブリは死にますが、塩おにぎりではゴキブリは死なないですよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「急性毒性はホウ酸の方が低いということは分かりましたが、慢性毒性は、どうなのですか」と町会長。

「ウィキペディアの『ホウ酸』に、『半数致死量 (LD50)は5g/kg程度で、体重60kgでは約300gで半数致死量となる。継続してホウ酸を摂取すると下痢など消化器系の不良が生じる可能性がある。腎臓機能で排泄できない昆虫には毒性が強く現れ、通常殺虫剤として利用される』という記載があります。」

「それでは、継続してホウ酸を摂取した人がいるということですか」と町会長。

2021/10/8

<水道後記36>
早速、充電式ドリルに1.5ミリの刃を付け、立水栓の近くの排水管が2本平行に走っている所に、楊枝を1本持って向かった。

内径13ミリの塩ビ管に穴を開けると、予測した通り、水が吹き出たので楊枝を差し込んで止水した。そして、門の近くにある元栓を締めてから楊枝を抜き、水が吹き出るのが止まるまで待った。

水が吹き出るのが止まったので、平行に走る塩ビ管はどこかで繋がっているのが明確になった。そして、ポリエチレン2層管は平行に走る2本の塩ビ管と繋がなければならないことが分かった瞬間でもあった。<続く>

※楊枝を抜いた穴は、セメダインの『水中エポキシ』という充てん接着剤で穴埋めして、アルミテープを巻いておいた。

2024/9/24